2025年10月29日水曜日

Tリーグの試合を観戦しました 10/18 木下アビエル神奈川 対 九州カリーナ (国立代々木競技場 第二体育館)

10月18日(土)、東京の原宿駅と渋谷駅の近くにある代々木第二体育館で開催された木下アビエル神奈川VS九州カリーナのTリーグの試合を観戦しました。

実はこの日は前々から仕事の予定が入っており、行けるかどうか微妙だったのですが、公式で無償招待キャンペーンが実施されていたので、それに応募すると見事当選。あんまりにもすんなり受かってたからこれ落ちる人いるのかなと思いましたが、せっかく当たったのだからと、試合当日は仕事を昼食抜きで進めてなんとか早く終わらせることができ、京成の千葉から日暮里まで1時間弱、そして日暮里から激混みの山手線内回りに30分乗って試合会場のある原宿駅へ。

試合会場に到着後は、会場外の受付の人にTリーグ公式の会員ページにあるQRコードを見せて無料当選したチケットを発行してもらい、会場内へ。もう既に第1試合のダブルスが始まっている最中でしたが、なんとか間に合ったといえるタイミングで入場出来ました。

試合内容は、木下アビエルが九州カリーナにマッチポイント4-0、しかも1ゲームも失わない完全試合で勝利。

この日の木下アビエルは張本美和・長崎美柚・ジュユリンという、メッシ・スアレス・ネイマールがいたMSNバルセロナぐらい強力な布陣だったので、九州カリーナにとって厳しい市内になることは会場内のほとんどの人が予想していたと思われますが、まさか九州カリーナが1ゲームも取れないとまでは思わなかったのではないでしょうか。代々木の観客数741人、その目撃者741人の内の1人になってしまいました。

試合後に長崎美柚がインタビューで海外から戻ってきて疲れはあったという旨の話をしていましたが、実際会場で観ていた者としても、そんなに張本・長崎のコンディションが良いものには映らなかっただけに、もう少し九州側はなんとかならなかったのかなとは思うんですが、このあたりはシンプルに、幼い頃からエリート育成組織でふるいにかけられる中で生き残ってきた選手としての素質の差、経験してきた舞台の差、練習環境や待遇、チームスタッフの差などが出たのかな、と。

小林りんごのこの日の対張本美和戦は、正直10回やって10回負けるだろうなという内容に見えましたが、意図やアイディアが伝わるプレーに伸びしろは感じられましたし、うまく噛み合えば10回のうち3回は勝てるようになってなんとか勝ちの回を引きにいくことも可能ではないかという気もしました。

そして、そのためにもスター街道やエリート育成組織からちょっと外れた選手の受け皿的な存在である九州カリーナを応援する立場として出来ることは、選手の待遇が良くなるように地道に支援していくことなんだろうと思うのでした。

そういえば、とうとう栗山優菜が今シーズン初めてTリーグでの試合をしました。遠くからだったけど、栗山の元気な姿が観られたのが嬉しい。会場入った時にとっくに始まっていたダブルスで途中からの観戦なうえ、Tリーグのダブルス自体が短期決戦なのでなんともいえないところもありますが、あんまりキレのない、まだトンネルから抜けられてないようなプレーに映ったのが気がかり。


試合が行われた代々木第二体育館。キッチンカーが出ておりました。

無料チケットの観覧席は2F自由席でしたが、会場の椅子は引き倒し式の椅子(ロールバックチェアースタンド)になっており、とても座り心地がよく、観戦しやすい環境に流石木下グループと唸らされるホスピタリティを感じました。

トイレも綺麗で、本当に文句のつけようがない快適さだったんですが、あえて無理やり文句をつけるならば、演出のムービングライトの照明が席によっては時々当たって眩しかったこと、それと人が密集している席は間隔の関係で移動が難しいのと、ハリセンの音がやたらうるさいのが気になったというところでしょうか。

拍手で応援する派としては、近くでハリセン叩かれると、この微妙な鳴り物スタイルは果たしてどうなんだとも思ってしまうのですが、観客が応援をプレイとして楽しめる要素であると考えば面白い、氣もするような、そうでもないような……。

第二体育館のお隣の体育館とかアリーナでは別のイベントが開催されており、そちらは人だかりが出来ていて、第二体育館に近づくにつれて、過疎ゲーの雰囲気が漂ってました。

帰りの原宿駅。外出たら真っ暗だし、僕にとっては試合の会場内だけではなく、試合会場から出た後でもアウェー感たっぷりの場所なので、絶対迷子になると思って駅の方向に歩いていく人の後をつけてなんとか駅にたどりつきました。当日観戦された方、お疲れ様でした。