カニとレタスの炒飯 750円
入店して1人であることを伝えると4席ほどあるカウンター席に案内していただきました。
店内は流石西千葉を代表する町中華の名店だけあって賑わっていましたが、なんとか待ちなしで着席。
厨房には精鋭揃いった感じの男性スタッフが複数人で鍋を振っていましたし、ホール担当のスタッフも2人はいてテキパキ動いており、店のキャパの割に多い印象のスタッフの充実ぶり。
注文は餃子がサービスで付くというランチメニューのカニとレタスの炒飯。
最初にスープがやってきて、数分後に炒飯が配膳。5分かかったかどうかという手早さです。
炒飯は見た目以上にボリュームがありました。
ただ、750円だから仕方ないとはいえ、カニとレタス感はあまりないのと、味自体は、市販のオーソドックスな炒飯の素に更に塩を振ったというしょっぱさ強めのもので、旨味やコクがあまり広がらない点が気になりました。
正直に言うと、これが本当に西千葉で一番美味しいと評判の町中華のお店なのかなと首を傾げてしまったのですが、パラっとしておこげをところどころに楽しめる炒飯の炒め具合は見事で、匠を感じさせていただきました。
サービス品の餃子は、スマートさを保ちながらも、皮のほどよいパリ感とモチッとした食べ心地に手作りの美味しさや独特の魅力がありました。餡のパンチがちょっと弱いかなといったところで、そこまでスマートにしなくてもと自分的には惜しさも。
優しくてほのかなとろみの中華スープも含め、全体的にどうも食べていて何か自分の好みにフィットするところまで届きそうで届かないもどかしさがありましたが、750円という驚きの安さで中華料理を通して素晴らしい技術を楽しめる幸せな時間を過ごせることは間違いありません。
他の客の注文を聞いているとニラレバ率が結構高いようだったので、今度来たときは定食系のメニューを頼んでみたいと思います。
千葉大学前の北京亭。
周辺には飲食店が多く立ち並んでおり、美味しいと評判のお店が沢山ある中で、長く営業を続けられている西千葉を代表する町中華の名店です。