新千葉のラジドゥルバールという本場ネパール料理の看板を掲げるお店でラジマカレーとロティのセットをいただきました。
Cセット (ラジマカレー・ロティ) 1000円
店内のスタッフはネパール人らしき男性が中心。
日本におけるインド料理店のほとんどは実はネパール人がやっているという話も聞きますが、それを踏まえるとだいぶ正直な店のように思えますが、逆にインドやパキスタンの人がネパール料理店の看板を掲げている可能性もありますから、想像の世界ではいつもひとつではない真実を巡らせながら、彼らの日本でのサバイバルスキルを楽しませていただきましょう。
メニューには、ダルカリ、バハト、アチャールなど聞き慣れない単語がいくつもありました。
今回はそれらがどういうものなのか一通り味わえそうな1000円のCセットを注文。
ちなみに注文はテーブルに備え付けられたQRコードをスマホで読み取るモバイルオーダー形式でした。でも、客の中には口頭で注文されている方もおられました。
選択したカレーはラジマカレー。理由は聞き慣れなかったから。ライスとロティから選べる主食はロティ。ナンみたいなものというイメージは出来たものの、ナンと何が違うか興味があったので。ドリンクはラッシー。モバイルオーダーの一番上にあったから。これは半分本気で、実はオーダーの画面が英語だったのと、UIの関係でメニューが探しにくいものだったので、途中から疲れてきて適当に一番上にあったものを選択しました。
ラジマカレーはネットで検索すると金時豆のカレーとのこと。確かにそれっぽいというか、つぶあんの粒みたいの感じの豆が入ったカレーです。3段階から選べる辛さを、真ん中のミディアムにしたんですが、それでもなかなかの辛さでした。正直、一番辛くしなくて良かったと思ったぐらいです。
でも、辛さよりも気になったのがしょっぱさ。とにかく塩辛くて、塩の量間違えたんじゃないかと思ったほどでした。
そして、カレーだけじゃなくて、主食のロティもしょっぱかったです。ロティは薄焼きになってあまりコクがなくなったナンのようなもので、チャパティとかのようなタイプだったんですが、こちらも塩気が強くて、カレーとダブルで合わせた時のインパクトは血圧の高い人要注意報を出してしまうレベル。
店員さんによるとダルとロティとライスはお代わりできるとのことでしたが、ダルっていうのがじゃがいもがついてた惣菜のことであればそれはちょっと美味しかったのでお代わりしてもいいかなと思いましたが、ロティは身体のことを考えてもういいかなとなりました。
一方で、カレーとロティ以外はかなりあっさりしておりました。ババドというのは薄焼きのせんべいのような、あるいはタコスのようなものだったんですが、それはディップも含めてかなり薄味で淡白に感じましたし、ラッシーもなんだか口当たりはまろやかなのに酸味も甘さもコクも広がるものがなく、味付けの濃度のバランス、全体的に少しミスってるんじゃないかという感じが。
クセが強いというわけではないのですが、どうも野暮ったさがあり、もしかしたらそれが本場の味なのかもしれないと料理の見た目も含め雰囲気はばっちりで、ネパールに来た気分には浸れました。
同時に、いかに巷のインド料理店が日本人の口に合うようなウマミのあるものを提供してくれているかその凄さを改めて認識することに。
ネパール人のたまり場のような印象のラジドゥルバール。日本に来た彼らにとっての重要なコミュニティとしての機能も果たしているのでしょう。
結構ネパール風の人が店の前でタバコ吸ってたりします。