2024年1月25日木曜日

濃厚特製つけ麺 (松戸中華そば 富田食堂 東千葉店)

東千葉方面の祐光にあるとみ田のお店でつけ麺をいただきました。



濃厚特製つけ麺(大) 1480円

機械で購入した食券を店員さんに渡してから提供までは12、3分ほどでした。

うどんのような極太麺は讃岐うどんとはまた違うモチモチ感と瑞々しさがあって麺だけの一口目でまず驚かされ、流石つけ麺でその名を轟かせるとみ田とそのクオリティに思わず頷いてしまいそうにまでなります。

麺にくず餅などの和菓子のような艶やかさを纏っていて、その美しさが口の中で広がりを見せ、舌を大いに喜ばせてくれました。

魚粉の香りが鼻をくすぐる濃厚で甘さのある魚介豚骨のつけ汁はドロっとしていて粘度がかなり高め。しかし、濃厚なのにしつこさや塩辛さがなく、汁だけで容易にグイッといけちゃいます。

一方で、トッピングのチャーシューと味玉は、お店の味の本格さや素材の良さは感じられたものの、麺と汁のクオリティが高すぎてそれに追いついていない印象を受けました。

3種類のチャーシューはローストポークテイストの薄味のものは濃厚なつけ麺に合う気がしましたが、醤油味の主張が強いものになるとどうも合わない感じがしましたし、自分の中ではトッピングが霞んでしまうというか、いまひとつピンとくるものではなかったのが残念です。

感動レベルの濃厚つけ麺は芸術レベルなのは間違いなく、割と強気な値段ではあるものの、このクオリティの一杯なら納得出来ましたし、一口目でまた近いうちにこのお店へ再訪したくなりました。

ボリュームもなかなかに感じましたが、老若男女食べやすい味のデザインになっているからか、女性客が多いのが理解できる一方で、今ものすごくガツンとラーメンを食べたいって時にガテン系の男性が食べるにはちょっとさっぱりしすぎて物足りなさがあるのかも、とは思いました。

東千葉店はテーブル席もあり、時間帯によっては空いているので一人でもグループでも親子連れでも、気軽に訪れてとみ田の作品を楽しむことが出来ます。

駐車場は無料ではあるものの、くら寿司やケンタッキーなど複数テナントが入るビル施設のものになっていて、90分まで無料になる手続き処理を店員に帰る時に別途してもらう必要があります。

帰る際に、店員さんは駐車場ご利用ですかと声を掛けてくれますが、客にとっても店員さんにとってもこれがなかなか手間で負担なのではないだろうか、と空いている時間ですらそう感じてしまいました。人気店であれば、混んでる時間にグループでとなると場合によっては待ち時間と食事時間だけで食後のおしゃべりタイムがなくても90分超えちゃうこともあるでしょうしね……。