チャーシューつけ麺 麺大盛り 1400円+150円
ランチタイムに食事に来る客への気遣いと同時に料理の提供が他メニューに比べて遅れたり、提供が前後することでのクレーム対策でもあるのかもしれません。
ちょうと10分ほどで配膳されたつけ麺は、太麺といってもそこまで太くもないかなぐらいの按配で、とみ田のようなうどんのような太さの麺が折りたたまれているようなのを想像するとちょっと拍子抜けするかもしれませんが、食べやすくて美味しい麺でした。
つけ汁は味噌っぽい中に如何にもつけ麺のような魚粉がほどほどに効かせてありました。一方で、この店のラーメンならではのじんわりと体の中で広がるような温もりのある美味さは控えめに感じましたし、コクや濃厚さもほどほどといったところで、あんまり濃すぎるのは苦手という人向けのバランス感覚で勝負したライトに楽しめる一杯という印象です。
脂がかなり多いチャーシューはかなり冷えており、そのまま食べるとヒンヤリした脂が少しザラリとしていて、人によって好みが分かれそうな舌触りでしたが、熱いつけ汁に溶かすとコクがかなり増します。やはりこのお店のラーメンはチャーシューを一緒に注文するべきと思わされました。
ただ、チャーシューをつけ汁に溶かしていると、つけ汁がぬるくなってきちゃうのでそのへんが気になるポイントかもしれません。
盛り付けも家で自分でつけ麺作ったらこうなるかなっていう風で微笑ましい感じが逆に気取ってなくて好感が持てるのですが、チャーシューをつけて1400円という価格を考えると、美味しいのだけど、もうワンポイント何かが欲しかったようにも思いました。
ただ、麺量は多く食べごたえのあるボリューム感でしたし、全体的に良い素材を使って丁寧に作っているのだろうなというのが伝わってきます。
暑かったので冷たいメニューがないかと思ったのですが、つけ麺ぐらいしかなかったので、つけ麺をいただきました。麺とスープは熱々でした。
冷たいものが食べたいならラーメン屋に入るなよとも思いましたが、人は矛盾の生き物なのです。