2025年2月4日火曜日

ラーメン 味玉 チャーシュー (オタクが作るラーメンは異世界でも通用するらしい。)

千葉市中央区長洲の『オタクが作るラーメンは異世界でも通用するらしい。』(オタ異世)で家系スタイルのラーメンをいただきました。
以前は鶏白湯系のラーメンを出すお店と記憶していたのですが、いつの間にか路線変更をされていたようです。



ラーメン 味玉 チャーシュー 1300円

店内は美少女フィギュアがいくつもディスプレイされており、アニメが流れるなどオタクな空間を演出しつつも、それらがゴテっとしておらず、主張もそれほど強くないので、アニメに興味ない人でも楽しめるシンプルで開放感すらある空間が設計されており、客が快適にラーメンが食べられるよう配慮されたスタイリッシュさが存在していました。

提供されたラーメンは見た目は如何にも家系なのに器が小洒落ていて、こんなところまでファッショナブル。

家系スタイルのラーメンは、しかし家系といってしまうのも少し違うような新境地感があり、まるで家系鶏白湯のような独特なコクが口の中で広がります。
逆に言うと、ザ・家系を期待した場合、酸味のある旨味などが存在することやエッジの効いたキリッと感が弱いのが気になってしまうかもしれません。

ただ、熱々の状態で出てきた麺は、家系にしては滑らかで弾力に優れ、老若男女食べやすいようなものになっていると思いましたし、チャーシューは家系にある燻製のぱきっとした歯ごたえのよさがありながらも、少し柔らかめでトロっとした食感も同時に楽しめるという欲張り仕様を見事に実現してみせてくれているなど、個人的には大当たりの家系インスパイア。
味変をしなくてもそのまま最後まで美味しくいただくことが出来ました。

そして、腹ぺこさんには、ごはんとごはんのお供のカッパとサビチャーが無料というサービスが嬉しい。
家系の無料ごはんは固くてパサっとしていて、そのままだと食べるというよりはスープと合わせるのが前提なことが多い印象ですが、ここのごはんは無料とは思えない艷やかさを感じる美味しさで、ごはんだけでもパクパクいけちゃいます。

間違いなく、異世界でも通用するラーメンでしたし、ラーメン自体が異世界からやってきたような輝きを放っておりました。



末広街道沿いの柏戸病院近くにあるオタ異世。
千葉駅や千葉中央駅から行くには結構歩くことになり、本千葉駅からも少し離れたところにあるので、お店に行くまでが割と大変。立地までちょっとした異世界感あります。

朝9時から営業しているので夜勤明けや遅出の人の朝食にも利用しやすいのは嬉しいです。
中休みを挟んで夜まで営業してるとのことで、どういうシフトを組んで店を回しているのか分かりませんが、店主がずっと出続けているのであれば、実は店主こそが異世界から現実世界に転生してきた人だったりするのかもしれません……。