モーニングセット Bセット 720円
注文してから、料理が来るまでは10分程度。料理がやってくる何分か前にコーヒーが運ばれてきました。
2本のホットドッグはどちらも丁寧に作っていただいたことが伺え、ロングサイズのウインナーではなく、ミディアムサイズのウインナーを2本採用しており、可愛らしさとおかしさ、お店の気遣いや細やかさまでが、質の高い家庭料理のようなクオリティを通して伝わってくるようでした。こんがり焼かれたパンはやや甘みがあるタイプ。
コーヒーは酸味の弱いタイプでしたが、プロが淹れた喫茶店のコーヒーという感じの香ばしさとコクが楽しめます。
店内は漫画も置かれており、昭和レトロな雰囲気。喫茶店らしい喫茶店です。
近くには明聖高校もあり、あだち充の漫画『タッチ』に登場する南風が実際に存在したらこんな感じなのかなあと思いながら落ち着いた雰囲気の中、リフレッシュさせていただきました(漫画内に登場するのは「明青」学園)。
ランチタイムにもお得なセットがあるようです。ただ、店内に客がまばらな状態で、モーニングの提供に結構時間がかかったことを考えると、混む時間帯に入るのはある程度時間的ゆとりが必要なのかもしれないと感じました。
アパホテルや明聖高校から見た時に裏側の方にある喫茶ブラジル。
ところで、明聖高校って登校が朝9時30分頃なんですね。店を出て9時過ぎぐらいに高校生が千葉中央駅方面から学校へ向かって沢山歩いていたからちょっと驚きました。それで、下校時間も他の高校より早めで、3年間で卒業できるそうです。自分でどういう風に時間を使っていくのかがより試されそうなスクールライフですが、窮屈そうじゃなさそうで学生さんの姿が羨ましくなりました。
もしも僕が明聖高校に通う生徒だったら、登校前に優雅にモーニングを楽しんで友達に自慢したくなるような空間が喫茶ブラジルにはあります。
でも、高校の頃の僕にこのお店の良さが分かっただろうか。
分かる人間だったらもう少し違った人生を歩めていたかもしれませんね。
コーヒーのほろ苦さと高校生の眩しい姿はうまく交差しないのが、ほとんどの人にとってのリアルな青春なのでしょう。