カツ丼 800円
店内に入ると盛況でだいぶ席が埋まっておりました。これを途中からアルバイトの大学生らしき若い従業員が加わるまでは老夫婦2人で回すのだから、大丈夫なのかなと思いつつメニューを眺めるも案の定注文を取りにこないので、セルフの機械で水を汲むついでにカツ丼お願いしますと注文すると困惑したような老夫婦の表情。
後から来た客の様子を見てようやく理解できたのですが、どうやら常連の視点で見るとしきたり違反のことをしてしまったよう。
店にいるのが老夫婦2人だけで彼らが忙しそうにしている時はメモと鉛筆を貰ってそこに記入して渡すのがこのお店でのマナーになっているようです。ええ……。
掟破りの禁断の注文方法で店主夫妻を困らせてしまったものの、誰かカツ丼って言ってたよな誰だっけの呟くような問いに、自分カツ丼ですとしっかり名乗りでるなどのやりとりを経て10分ちょっとで料理が提供。
以前訪れた時はご主人のワンオペだったこともあってカウンター台の上に置かれたのを取りに行くというちょっとしたセルフ形式だったのですが、今回訪れた時は、料理提供のタイミングでちょうど若い従業員さんが加わったこともあってカウンターまで料理を運んでくれました。
料理も前回の時は全体的に冴えない印象でしたが、今回はご主人のモチベーションが違ったのか、主張の強い揚げ具合のカツの尖った部分を損なうことなくふわとろの卵でとじるという匠の技術を堪能できましたし、質的にも量的にも満足度が高かったです。
西千葉の老舗食堂、甘太郎。
昭和レトロな雰囲気の店内で高齢の大将が頑張って料理を作ってくれます。日やタイミングによって料理のコンディションにムラがある可能性を考えると、この店の魅力を本当に理解するのには何度も通う必要があるのかもしれません。

