ベジタブルビリヤニ 1538円
ガーリックティッカ 434円
注文したのは店名にもなっているそのビリヤニ。今回はビリヤニをベジタブルにして、ティッカを単品で頼んでみることにしました。ビリヤニの辛さを4段階から選べたのでレベル3の辛を選択。
注文してから15分から20分ぐらいでブザーが鳴って料理を受け取りました。
自分の周囲の席に座っている客はほとんどが隣のリンガーハットを利用している方で、その人達がどんどん料理を受け取っていく中、対照的に一人ポツンと料理を待ち続けるというシチュエーションに陥っていたこともあり、結構待ったかなという印象。
自分の一つ前の客のカレーセットよりもだいぶ遅かったので、やはりビリヤニは炊くという調理のプロセスの都合上、時間がかかってしまうのかもしれません。
土鍋で提供されるビリヤニはフードコートの料理とは思えないほどの風格があり、見ているだけで期待が高まってきます。
実際に口へ運んでみた時の熱々でホクホクな食べ心地とその維持具合は期待に違わぬ素晴らしさで、ここのビリヤニはちょっと違うのかもと思わせてくれるものです。
スパイスとハーブもしっかり効いており、そのあたりで若干のクセ感こそあるものの、全体的に良い風味でしたし、パラッとして歯切れの良いパスマティライスのモソッとさも違和感なくすんなり受け入れられ、素直に美味しいと感じることが出来ました。
辛さについてはMAX一つ手前の割にはそこまでの辛さでもないように思います。
また、ベジタブルはダルが入っており、それがなかなかの主張なので、豆が苦手な人が注意が必要かもしれません。
ティッカは、見た目こそ値段の割に少しボリューム的な寂しさがある気もしましたが、水気やジューシー感をほとんど感じない締まったホロ感で、「らしさ」と共に歯を入れたらすっと噛み切れる独特の柔らかさを楽しめ、良い肉質で手間を掛けられて作られていることが伝わります。
サラダはオレンジのドレッシングがハニー感あって結構甘かったです。
白い半液体状のものはデザートのヨーグルトかと思ったら、刻んだ玉ねぎにヨーグルトソースのようなものが掛けられたコールスロー的なテイストでした。
じゃあ底が黒い大き皿がデザートかな、まさかのあんこかなとスプーンで救おうとしたらただの底が黒いだけの取り皿でした。一番存在感のある皿がただの取り皿。そんなことある?
ということで、質の良い料理に加えてちょっとした意外性まで楽しめましたが、巷に溢れるインド・ネパール料理屋に比べると割高な印象は否めませんでした。
ドリンクがセットでついていてもどうかなという価格なのに、実際はドリンクが別料金ですから、フードコートで気軽に本格的な味が楽しめるアクセスの良さと価格的なハードルの高さがちぐはぐには感じました。
出来れば、接客含めなにかもう一押しサービスが欲しいところ。
イオンおゆみ野の2階フードコートのティッカビリヤニ。リンガーハットと京都ラーメン一桜にL字型で挟まれる形の位置にあります。



