試験は法令と保安管理技術の2科目がそれぞれ休憩時間を挟んで実施。
いずれもマークシート5択の筆記方式で行われ、6割の正答率(法令20問中12問、保安管理15問中9問)で合格のこの試験、法令は簡単で難しいのは保管管理技術とは予め聞いていましたし、事前の過去問演習でも保安管理がやっかいだなとは思っていたのですが、やはり実際に受験してみると保安管理の方にかなり苦戦させられました。
どれも浅い理解力を嘲笑うかのようなクセのある問題なので、ある程度テキストを読み込んで挑んだつもりでも、ひたすら消去法で選択肢を絞って回答せざるを得ない状況に。
試験終了後の手応えとしては、法令はほぼ満点、保安管理は体感ギリ6割ぐらいの出来かなあ、取れてたらいいなあぐらいの差がありました。
冷媒の油が鉱油なのか合成油なのかの選択肢や吐き出しガスの温度と圧力に関する選択肢が2つ並べられていた設問に相当悩みました。
ただ、試験翌日以降に公開された問題と解答を見るとどうやら保安管理技術の方、6割は取れてるっぽいので、なんとか合格は出来ているんじゃないかと思われます。
悩んで出した回答が全て裏目を引いて誤答になっているのは試験あるあるなのかもしれません。
合格点取れているっぽいから笑っていられますけど、本当にぎりぎりのところで落ちていたりしたら、分からない選択肢は素直に✗にして正解に含まないにしておけば良かったと年内ずっと後悔してたかもしれません。そして、今回の試験では、そういう苦悩を抱えることになってしまった人、結構いそうな気がします……。
今回の試験対策で使用したテキストはナツメ社の佐藤英男さんのテキスト。
夏ぐらいに千葉そごうの本屋さんを覗いてみたらAmazonなどで評価が高いこのシリーズの新板が平置きされていたので、当初の購入予定だったオーム社のシロクマ表紙から変更してこちらを購入。
内容については、ちょっと教科書的で堅さと羅列的な面白みのなさを感じてしまいました。もう少しこの試験のレベルに合わせて要点について絞るなどメリハリをつけ、噛み砕いた文章での分かりやすい説明にしてほしかったというのが正直な感想です。
冷凍3種は結局のところ、過去問だけひたすらやってれば出題される類似の問題に対応できて何とかなる試験ではあるので、試験合格ラインへの到達だけを考えれば、この500ページ弱のテキストのボリュームは過剰で蛇足感もありますが、過去問と併用することにより、何故そういった回答になるのか理解力が深まる丁寧な説明で良かったと思います。
しっかり勉強したい人、満点を狙いたい人、冷凍2種やエネ管まで見据える人向けのテキストと言えるのかもしれません。
試験当日の雨が降る中の千葉工業大学・津田沼キャンパス。校舎の内外共に良く整備されており、とても綺麗で流石私立大学という雰囲気でした。
JR津田沼駅から至近というアクセスの素晴らしさを誇る津田沼の千葉工業大学さん、もし、落ちていたらまた来年会いましょう。3冷おかわりでまた来る羽目にはなりたくないけど、このキャンパスにはまた来てもいいなと思える魅力がありました。
でも、僕が使ったのはJR津田沼駅ではなく、京成津田沼駅。
駅から試験会場まで歩いて10分以上かかりました。










