千葉中央駅近くにあるタンメン胖でタンメンと半チャーハンをいただきました。
タンメン 750円
半チャーハン 550円
店員間で中国語が飛び交う狭い店内は、カウンター席がメインでしたが、小上がりも存在しておりました。ただ、カウンター席と小上がりの間は1人が通るのがやっとのスペースぐらいしかありません。
店内は決して汚いという印象を抱くことはないものの、客が去った後のスペースにどのぐらいケアがされているのかや日本人とはまた少し違う価値観でいることが伝わるワイルドさの厨房の様子などから、衛生面で不安は抱く人がいてもおかしくはなさそうなのに、店内はそんな細かいことを吹き飛ばすぐらいの熱気に溢れておりました。
店は男性1人と女性2人の3人体制で回しており、素朴な見た目の女性がぎこちない手つきで麺を出したりしているのを見て大丈夫かなとも思いましたが、出てきたタンメンを食べて、この店が人気店なのを納得し、人は見た目だけで判断出来ないことを改めて学んだのでした。
タンメンは、まるで野菜の旨みだけで構成されているようなとても優しい味わいのスープ。
麺も繊細さがあり、平たくてがっしりしている麺というタンメンのイメージが覆りました。
ボリュームたっぷりで野菜をこれでもかと食べた気にさせてくれる、罪悪感をあまり感じさせない一杯です。
ただ、味が薄く、パンチの弱さが物足りないと感じる人もいるだろうなとは思いました。
タンメンと対照的に、チャーハンは香ばしさと共にしっかりした旨みとコクが口の中で広がりました。少し尖った部分もあり、それが優しい味わいのタンメンとうまくコントラストになっています。
チャーハンと一緒に付いてきた中華スープはタンメン同様とても優しい味わいで、日高屋とかに行くとしょっぱさが強いスープは残してしまうこともあるのですが、ここの中華スープは、町中華のような雰囲気のお店でこんなに品の良い中華スープが飲めるなんてと感動してしまうほどでした。
ちなみに、夜の営業時間に訪問した今回はタンメンと半チャーハンで1300円しましたが、ランチタイムだとセットで1000円程度で食べることが可能だそうです。
千葉中央駅近くのタンメン胖。
店内では高齢者夫婦や若い女性の一人客など様々な人が楽しんでおり、実際に料理を食べてみるとこの店が人気なのは単に立地のおかげだけではないことが分かります。
千葉中央駅前の交番からMioのアコレまでを繋ぐ狭い歩道沿いなので駅に近い割には不便に感じる点がネック。足が不自由な人とかだとあそこは危険も感じるのではないでしょうか。タンメン胖を抜きにしても、なんとか歩道を拡張出来ればとは思うんですけど……。
MioとC-one通ればいいじゃんと言ったって、それらの屋内ストリートは24時間通行可能なわけじゃないですからね。