2024年10月27日日曜日

ボイラー実技講習を受講しました

10月21日(月)~10月23日(水)にかけてボイラー協会千葉支部のボイラー実技講習を受講しましたので体験談を簡単にまとめておきたいと思います。

・開始時間は9時(集合は8時50分まで)で、終了は概ね17時(初日のみ17時30分)。

・1日目と3日目は座学、2日目は缶前講習(実際にボイラーを触ったりする実技講習)。

・1・3日目の座学が行われた場所は京葉線・千葉みなと駅か千葉都市モノレール・市役所前駅が最寄りとなる千葉県経営者会館。千葉駅からでもなんとか歩いていける距離ではあります。

・座学の担当は1日目と3日目で別の方がそれぞれ担当。どちらも日本ボイラー協会所属の特級ボイラー技士とのことですが、声が聞き取りづらかったり、テキストを抜粋した箇所を表示したスライドを読み上げているだけなので、完全な初学者が行くと何がなんだか分からないまま終わってしまうように感じました。

・受講会場で教本を販売し、当日に購入する方が多いにもかかわらず、講師の方は受講者がある程度は理解していることを前提で講義を進めます。1日目と3日目の座学を使ってテキスト丸1冊分の内容を履修する関係上、割と駆け足で進むのも厳しさに拍車をかけています。

・特に3日目の講習の質はひどく、講師の方がスライドを表示するたびに、スライドに書いてあることに対して「なんでこんなこと書いてあるんだろ。意味わかんねえな」などと終始愚痴りまくり。更に、「これどうなってるんだ」などと教える内容を理解しておらず、ボイラー協会の利権のために受講費用と時間を捧げる虚しさを覚えてしまいました。これ、運転免許の講習の警察OBによる講習の方がはるかにマシですよ。周囲の受講生の何人かは内容に愚痴を言い、講義中は寝ていたり、他の作業をしていたりする人も。

・2日目の缶前講習は、JFEで働く社員の方が複数人でそれぞれのパートに分かれて講師を担当。教え方にかなりムラはあったものの、素人の目線に合わせて教えてくれたので1日目と3日目の座学の講座よりよほど頭に内容が入ってきました。ただ、実物を触ってみる実習という観点では、やったことが自動運転のスイッチを押すぐらいだったので、こんなもんでいいんだとあまりしっくり来ないところはありました。実習の中でプレパージとポストパージ(換気)がとても大事ということは学べました。


2日目の缶前講習を受けたJFEみやざき倶楽部という研修施設と千葉寺駅。缶前講習の会場は1日目の座学を受ける際に初めて分かります。3分の2の方がこのみやざき倶楽部で、残りの3分の1が東京・新橋の日本ボイラー協会の本部で缶前講習を受けました。東京寄りに住んでいる人は新橋に割り振られる可能性が高いようです。

渡された会場へのアクセスマップによると最寄り駅は蘇我で徒歩20分と地図にありましたが、海側ではなく、陸側にあり、若干京成の千葉寺駅の方が近いかなと思います。

会場は見た目よりずっと広く、講師の方にきちんとついていかないとはぐれて迷子になりそうでした。接待の場や宴会場としても利用されているみたいですが、中はちょっとしたホテルのように立派で多目的に活用されていそうでした。


初日と3日目の座学を受けた千葉県経営者会館。

地図を見ながら向かえば迷うことはないものの、隣接しているビルと比べると年季が入っており、小規模な感じの建物で、経営者会館と大きく表示されているわけでないでもなく、土地勘がない人はしっかりビルを一つ一つ確認する必要がありそうに思いました。隣の社会福祉センターの建物が立派で、ついそちらに入りそうになりました。

経営者会館の4階で受講しましたが、トイレの小便器が2つしかないので休憩時間は割とトイレが混雑して列を作っていました。それでも、男性の小便用なので比較的スムーズに流れましたが……。

会場に駐車場はなく、公共交通機関を利用するようにボイラー協会からも案内がありましたが、近くのパチンコ店の駐車場に停めるなどしてちゃっかりやったような人も中にはいるようです。

ボイラー実技講習で必要となる教本、実技テキスト、図鑑の3冊。実際に講習で使われたのは実技テキストと図鑑だけだったので、教本はなくても自分の場合は構わないよう感じました。ただ、試験向けの勉強では教本はあったほうが便利だと思います。